ライラの冒険
現在発売中の「anウィークリー」の巻頭記事で、3月1日に劇場公開されるファンタジー映画『ライラの冒険』(配給:ギャガコミュニケーションズ)の宣伝担当者にインタビュー。
取材をしたのは先月の22日。東京ミッドタウンタワーにある同社(USENグループ)を訪れ、受付で渡されたのは、同映画の世界観を知る重要なひとつでもあるダイモンの缶バッジ。
ダイモンとは、我々の世界でいうところの守護霊みたいなもの。主人公でもあるライラ(12歳の女の子)の住む世界は、実は人間界ととてもよく似たもうひとつの世界。そこで住む人間には、必ずダイモンと呼ばれる動物の守護精霊が付いている、というもの。
同映画サイト(http://lyra.gyao.jp)には、20の質問に答えると自分のダイモンが分かるというダイモン占いというコーナーがあり、ちなみに自分のダイモンは「ねずみ」だった。
さて、映画の話はさておき、取材をしたのは、映画宣伝の宣材を企画制作しているクリエイティブチームに所属する2人の女性宣伝マン。それまでGAGAといえばメジャーな映画というよりも「クオリティーの高い作品」を重視し、単館公開の作品が多かった。
最近では東野圭吾の「手紙」、「バックダンサーズ」、「地下鉄(メトロ)に乗って」などの邦画制作も行っているが、今回のような大々的なプロモーションを展開する大作は2人にとっても初めての事だそうだ。
洋画の場合、まず映画バイヤーによる買い付けから始まるが、主にカンヌなどの映画祭で映画を観て買い付け(入札)を決める場合が多い。ところが、ライラの場合は、映画化される以前の原作を見て、即買い付けを決めたのだという(もちろん映画化されるという情報が入ってからだと思うが)。中には監督が決まった段階でというケースもあるらしく、バイヤーの目利き、情報収集能力が配給会社の生命線ともいえる。(ちなみに映画祭レベルでの出品作品を買い付けるとなると、売値もかなり上がってしまうとか。そのため、なるべく競合しあわない早い段階で“手付け”をしておくのも買い付けマンの腕の見せ所なのだそうだ)
それにしても2人ともとても美形。広報さんも美人だし、もしやルックスで採用していない?っていうのがオチ
、ではない。
いずれにしても、買い付けが決まったら、いよいよ宣伝マンの出番。これもパブリシティ担当、タイアップ担当、ブッキング担当、そしてクリエイティブと、実に色々なチーム編成でプロモーション活動が展開されている(もちろん作品の規模によっては、複数の業務を兼ねる事もあるが。単館作品の場合などは、まさにそれ)。そしてなにより体力がイチバンの仕事でもある。取材した2人もコスプレを着たり、女だてらにホストクラブに潜入し、映画のネタをリアルに伝えるための努力をしているそうだ。
「人に観てもらうためにはなんでもする。それが宣伝の仕事なんです」。そんなパワフルな言葉が印象的でした。
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